No.2 十三世将棋名人
近世将棋界の父といわれる第十三代名人関根金次郎は、関宿町東宝珠花に明治元年に出生。子供の時から将棋の才能があり、十歳の頃には、この地方で『宝珠花小僧』といわれ、相手になるものがいなかったという。 名人の偉さは、徳川依頼一代名人の制度を、自分の十三世で終止符をうち、以降は実力人制にかえたことにある。名人は、お金に淡々としていわゆる「子孫のため、美田を買わず」主義で、財力のほとんどを公のために投げ出した。すぐ近くにある、日枝神社には、翁によって寄贈されたものが非常に多い。 名人は日頃私も八十一歳までは生るつもりだ。と語っておられたが、昭和二十一年三月十二日、七十八歳で、往生をとげた。
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